サウンドバーと KVM 切替器 導入
在宅勤務になって仕事用で MacBook Pro を使うようになり使い慣れたキーボードとマウスを MacBook Pro でも使いたいので HDMI + USB の KVM 切替器を購入した。
当初は 3,500円くらいのものを購入しようとアキバに向かったが店頭在庫がなく、amazon で購入するしかないか…と諦めて帰宅。
目当ての製品のレビューや評価を見ていると EDID という単語が目に入った。
実はこの EDID はとても重要な機能で、複数のモニタをつなげている場合は必須ともいえる機能になる。
PC(A) から PC(B) に切り替えた際、PC(A)のモニタは切断状態になる。そのときモニタに配置していたウィンドウ(窓)の位置がサブモニタ側に集まってしまい、再度、PC(A) に復帰したときウィンドウ位置が変わっているため、とても使い勝手が悪くなってしまう。
これを回避するため、機器の情報を記憶しておくのが EDID という機能になる。
これがあるのとないのでは、価格が倍以上変わってくる。
そこに事前に買っておいた Windows PC に接続する サウンドバー DENON DHT-S216 をつなげる。
グラボ -> サウンドバー -> KVM 切替器 -> モニタの間をそれぞれ HDMI でつなげる。
映像も音も出た。…が KVM 切替器で切り替えると Windows 側で開いているウィンドウ位置がサブモニタに移動してしまう。EDID がない状態とまったく同じ挙動。これでは、せっかく EDID 対応の切替器を買った意味がない。
原因を特定するため、サウンドバーを取り除いて PC -> KVM 切替器 -> モニタ で試してみる。
問題なく EDID が機能していることを確認。
と、なるとサウンドバーが原因。
もともと PC での利用を想定されてるサウンドバーではないので、それは仕方がない。
いろいろ試行錯誤した結果、HDMI EDID エミュレーターを買い足すか、HDMI の音声出力だけを目的にしたグラボを一枚追加するか…とおもっていたが、Core i7-9700K だったことを思い出す。ディスプレイ出力機能をもった CPU だ。
マザボも HDMI 端子を持っていた。
条件はそろった!!
BIOS 画面に戻って PCI-E とオンボードの両方を許可する設定に変えて、GPU -> KVM 切替器 -> モニタと、これとは別に オンボード -> サウンドバー の単独接続に変更。
KVM 切替器で Windows <-> Mac を切り替えて試してみる。無事にウィンドウ位置がそのままで切替に成功。音声も切れることなく聞こえ続けている。
今回の接続方法を簡単に図に起こした。
なにかあった際、これを参考にしようと思う。